ボランティア・アワード2017

日本人にとって「ボランティア」の概念は近年大きく変わりつつあります。いわゆる「慈善活動」「善意の運動」という力みが無くなり、災害は勿論、社会的弱者や住環境に対して「自分に出来ることをする」のは当然だと考え、自然にボランティア活動を行う若者が増えました。その力や考え方はまさにこの国の未来ヘの希望だと思っています。また、人の為に何かをするというその活動が、自分自身をも高めて行くことにも気付くことでしょう。
そんな青春の「志」を応援するために私達は「高校生ボランティアアワード」を行っています。日本中の高校生たちの熱意や着想、そして行動力を私達は讃えます。「風に立つライオン基金」はそうしたボランティアの「志」を支えたいと考えています。そしてこの「心のバトン」が未来へと繋がってゆくことを祈ります。
感謝を込めて。

公益財団法人
風に立つライオン基金設立者・理事
さだまさし

1日目「表彰式&発表大会」8月9日(水)

昨年の4倍以上となる101校が参加し、さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナという広いスペースで開催された「高校生ボランティア・アワード2017」。発表形式も大きく変わり、まるで別物のような賑やかな大会となりました。
1日目は、長崎の原爆忌でしたので、冒頭のさだまさしの挨拶のあと、全員で黙祷をしました。その後、参加校を代表して、最も遠方から参加してくれた沖縄県立中部農林高等学校の皆さんが開会宣言をしてくれました。
各校がブースに分かれたあと、全参加校の表彰と記念撮影がステージ上で並行して行われました。昨年同様駆け付けてくださった特別応援団の若旦那さん、テツandトモのお二人、ももいろクローバーZの皆さんに加え、今年は小林幸子さんとマジシャンのセロさんが加わったより豪華なメンバーとなりました。
1時間半ほどかかって、全校の生徒さんたちと記念撮影をした後、審査員のさだまさし、国境なき医師団の加藤寛幸先生は各ブースを一つずつ訪れ、丁寧に活動報告を聞いて回りました。特別応援団の皆さんも、積極的に高校生たちに話しかけたり、生徒同士も他のブースの発表を聞き合ったりしながら、交流を深めていきました。

ブース発表の模様はこちら

 

2日目「シンポジウム&特別表彰」8月10日(木)

2日目はシンポジウムから始まりました。昨年は、国境なき医師団日本会長の加藤寛幸先生、車椅子バスケットボールの元日本代表の増子恵美さん、財団の評議員でもある鎌田實先生による基調講演とシンポジウムというスタイルでしたが、今年はパネリストが6人(前述の加藤先生の他、リオパラリンピック車椅子バスケットボール日本代表の香西宏昭さん、アルピニストの野口健さん、奄美大島で医療活動をしている平島修先生、ライオン基金で支援しているケニア在住の小児科医・公文和子先生と岩手県大槌町で「生きた証プロジェクト」の実行委員長を務める髙橋英悟住職)となったため、鎌田先生に進行役をお願いして、高校生からの質問に答える形のシンポジウムを行いました。どのパネリストに対する質問も、真摯に真剣に自分たちの栄養にしようとする高校生たちの姿勢を感じられ、答える先生方も自然に熱が入って、素晴らしいシンポジウムになりました。発表大会とは別の意味で、とても有意義な時間を過ごしていただけたと思います。

 
昨年の大会と大きく違う点がもう一つありました。それは広く一般の方々にも高校生たちの活動を知っていただくために、発表大会を開放したことです。そして、投票券代わりに鉛筆を購入していただき、気になった学校、活動に感動した学校、頑張っていると感じた学校などに鉛筆を投票することで、応援する気持ちを伝えていただくことでした。
鉛筆投票と審査員のさだまさし、加藤先生、鎌田先生、応援団の皆さんの審査で、それぞれのゲスト賞と金・銀・銅賞の特別表彰校を決定し、ブース発表大会に続けて行われたメインアリーナでのチャリティーコンサートで、各賞の発表をいたしました。
本来優劣を決められることでもありませんし、それが目的ではありませんが、選ばれた学校も選ばれなかった学校も、高校生たちが今後活動を続ける上でのモチベーションに繋がればと思っています。

 
見事、特別表彰校に選ばれた学校と、鉛筆投票の上位校は下記をクリックしてください。
 


 
ボランティア・アワード2017 大会報告サマリーPDF
 
ボランティア・アワード2016 大会サマリー