高校生ボランティア出前授業 見学報告

■慶應義塾湘南藤沢高等部 環境プロジェクト
於 2018年2月21日 @羽村市立武蔵野小学校 特別支援学級

 
昨年開催された「高校生ボランティア・アワード2017」で、慶應義塾湘南藤沢高等部(以下、湘南藤沢高)・環境プロジェクトのブース発表をご覧になった羽村市立武蔵野小学校教諭・石田ゆかり先生(「風の団」のメンバーでもあります)が、自校での出張授業を切望され、半年にわたる打合せや準備を経て、この日実現いたしました。

湘南藤沢高では環境保全の啓発活動として、定期的に小学校での「出前授業」を行うボランティアを行っているそうです。
通常、出張授業は高校生たちの出身校で行うため、初めてのケースということでしたが、石田先生の熱い思いと、高校生たちのボランティア精神やチャレンジ精神、生徒の自主性を重んじながらしっかりサポートされている湘南藤沢高の成田宏昭先生のご尽力によって、大変素晴らしい機会が生まれました。

 

体育館で、小学生たちによる歓迎のダンスを見せてもらったあと、教室に移動して授業開始。
プロジェクターを使いながら、授業のテーマである「環境=ゴミ問題」について、クイズ形式で進められました。
羽村市のゴミの分別の仕方を例にとって、「もえるゴミ」「燃えないゴミ」「ペットボトル」などを正しく捨てられるか班ごとに相談させたり、分別したゴミがどうなるかを動画を見ながら説明したり、子供たちに身近な問題として考えさせる授業でした。
初めのうちはお互いに硬い表情だった「高校生」と「小学生」でしたが、少しずつ笑顔が増え、2限目に入る頃にはすっかり打ち解けた「先生と生徒」という雰囲気になりました。

 

高校生たちにとって特別支援学級は初めての経験だったそうです。学年の違う子供たちに同じ内容をわかりやすく教えるのは大変だったと思いますが、飽きさせないようにゲームを取り入れながら進るなど創意工夫に富んでいて、本当にしっかりと準備をしてきたことが伝わる授業でした(授業を進めるための台本を用意し、リハーサルを繰り返し行ったと後で伺いました)。
 

結果、「もったいない」「ものをたいせつに」という、大人たちも忘れている大事なことが子供たちにきちんと伝わったと思いますし、大切な思い出として子供たちの心に残る経験になったと思います。
なによりも、高校生たちが子供たち一人一人としっかり向き合い、心と心で繋がり合っていることに感動を覚えました。
言葉にすると軽くなりますが、本当の意味での「優しさ」「おもいやり」がやっぱり何よりも大切なのだと、高校生たちに身をもって教えてもらいました。それを全く普通のこととして実践している彼らを心から讃えたいと思います。
「高校生ボランティア・アワード」がその場その時だけで終わらず、こうした素晴らしいご縁となり輪が広がっていったら、私たち風に立つライオン基金にとっても大変な勇気となります。
貴重な体験をさせていただき、関係各位に深く感謝いたします。ありがとうございました。